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ブログをご覧の皆さんこんにちは!
TOKYO BASE人事の網谷です。
いきなりですがTOKYO BASEの業種は何になるでしょうか?
メーカー?商社?
たしかにそういった側面も持っています!
が、メイン業種としては、「小売」の企業です。
ということで、本日はそんな「アパレル小売業」を分解してご紹介したいと思います!
アパレル小売業
小売業とは最終消費者に製品を届ける事業です。
小売業では、多くの消費者の方と関わる必要があるため一部の「外商」等を除き、商品を魅せる「ハコ」を持ち合わせています。
それはリアル店舗であろうと、オンラインストアであろうと。
さて、アパレル小売というと、量販店や専門店がありますが、
これらはどちらも「商品」に価値の比重を置いているので、どこの店舗に行っても同じ商品が揃う均一な店作りがされています。消費者も「商品」を求めてそのハコにむかいます。
これに対し、店ごとに違いが見られるのが「百貨店」と「セレクトショップ」。
欲しい商品に関連した「空間」や「サービス」等の付加価値を求め、多様なものが紹介される場で物欲を昇華させようと、お客様はこれらに訪れます。
「セレクトする」行為は一緒であるのに百貨店とセレクトショップはなぜ区別されるのでしょうか。
<百貨店>
まず、百貨店は「アパレル」専門ではありません。衣服のみならず食・住のバランスがとれていることが原則です。
仕入れでは、複数の方法が用いられるのですが、なかでも特徴的なのが「委託/消化仕入れ方式」です。
要するに売れた時点ではじめて仕入れ扱いとなるため在庫リスクを抱えることがありません。
これが百貨店の強みでもあるのですが、「買取」でない以上は独自の売り場運営ができなかったり、また、消化の必要に迫られない以上販売するスタッフの士気が下がり、結果、お客様の感動を生むようなサービスが生まれなかったりします。
海外の有名百貨店だと、完全買取で売り場作りを徹底し、そのうえでのきめ細やかなサービスが提供できていたりするのですが、日本ではこの役割を百貨店ではなく「セレクトショップ」が担っています。
<セレクトショップ>
セレクトショップという言葉が使われだしたのは90年代に入ってからです。
それ以前は、「インポートショップ」と呼ばれていたことからも分かるように、当初は海外の製品を日本に持ってきて販売する形が普通でした。もちろん商品は「買取仕入れ方式」。お店のコンセプトに基づいた形で商品を仕入れ、売り場作りをしていくので、店ごとに独自の世界観を創りだせます。
在庫を抱える以上はそれを消化するために販売のスタッフもその商品知識を仕入れお客様に伝えることに尽力します。量販店では考えられないですが、「スタッフに会うため」店を訪れるお客様もいます。
しかし、この「インポート」というのが、日本のアパレル企業が海外に進出する際のネックになっていることは事実です。
弊社の現在の主力事業もセレクトショップ運営です。
商品のみならず、徹底した空間作り、そしてお客様に感動を与えるようなサービス等の付加価値を提供できるからこそ小売の中でもセレクトショップ。
しかし、従来の「海外⇒日本」の構造ではなく、日本のものを集中的に集める構造。
今まで海外製にばかり憧れていた消費者にもっと自国のクリエーションの良さを見つめ直してもらうため、敢えて「日本発」にこだわっています。
セレクトショップ業界のなかでは異端ですが、だからこそ海外進出の際も逆にその独自性が強みとなります。
いろいろ述べましたが、どの小売業態についても言えることは、
最終消費者に商品を届けるこの仕事は「アパレルビジネスの真髄」である、ということです。
洋服って創り手や媒介者のためのものではなく、それを着る人のためのものですから!
「小売業」の魅力を感じていただけましたでしょうか。
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