ソスウ株式会社代表取締役社長 陵本氏講演レポート

ブログをご覧の皆様こんにちは。

株式会社TOKYO BASE人事の池田です。

 

 

突然ですが、本日ブログを読まれている女性のなかで、

「社長になりたい」と思ってらっしゃる方、いらっしゃいますか?

 

 

最近になり、ようやく日本においても女性の社会進出の重要性がささやかれるようになりました。

でも、まだまだ「結婚・出産してからも元いた職場に戻れるか」とか、

「会社のなかで昇進できるか」といったレベル感です。

もちろん上記のことも重要で、この問題を解決しない限り次はないのですが・・・

本日はもう少し高次元な話です。

 

 

「ひとつの会社を作り、社長になる。」

実は弊社を受けに来ていただける学生さんのなかにはこのような夢を語る方が数多くいます。

そして実際社内にもそのようなヴィジョンを持ちながら働く女性社員がいます。

ただ、それを実現しているロールモデルというのが非常に少ない世の中です。

 

 

先日、東京本社に全国から女性社員が集い、ある方のお話を聞く機会がありました。

本日はそのレポートをお送りしたいと思います。

 

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ソスウ株式会社

代表取締役社長

陵本望援氏


まず最初に、ソスウ株式会社とは・・・

「MIHARA YASUHIRO」や「MYne」を運営するファッション企業。

代表取締役会長兼デザイナーの三原康裕氏と陵本氏によって1999年に創立。

また、更なる事業拡大のため2017年9月より弊社と資本提携を結ぶ。


 

社会人としてのスタート

実はファッションとは全く関係のないところからキャリアはスタートしています。
やっていたのは漬物屋さんの事務!

 

でも根っからの商売気質がにじみ出てしまっていたらしく、営業をやらないかとお誘いをいただき異動しました。そこでも成績は残していたのですが、「やりたいことに素直に生きたい」と一念発起し、前から憧れのあったカナダ留学へ。

 

そこから「楽しく生きる」というのがモットーになり、帰国後も得意の営業を活かして楽しく生きるためにはどの商材がベストか考えた結果、好きだった「ファッション」の世界に飛び込むことに。

 

販売という仕事

販売のキャリアは会社も変えながら、三つの土地で積んできました。

大阪、神戸、そして東京。どれも「お洒落。そこで働いている自分が好き」といった単純なもの(笑)これも「楽しく生きる」というモットーに通じていますね。

根本がここなので、ちょっとやそっとのことじゃへこたれません。

例えば神戸で働いていた頃は阪神大震災に遭遇してしまい、商売もできたものじゃなかったんですが、自らの売上げを上げるため東京という土地へ移りました。

もちろん今までの交友関係や環境を捨てて単身やって来たので、寂しい寂しい。

でもそこが販売という仕事の最高なところ。

日々、仲を深められるお客様との出会いがあるんです。

接客を終えると、後日お客様がそのコーディネートが周囲からどのような評判を得ているかわざわざ報告しにきてくれるんです。

そうやって回数を重ねているうちにお客様は単に「買い物に来ている」のではなく「わたしに会いにきてくれる」ようになりました。

はい。当時のお客様方が今のわたしの親友です。

 

 

三原康裕氏との出会い

次の転機もそんなお客様との出会いから訪れました。

仲の良いお客様にその方の彼氏を紹介されたんです。それが今のビジネスパートナーである三原康裕氏です。

おもしろい方でした。

当時、靴を専門につくる美大生だったんですが、毎日自分の作品を持ってきて、わたしに「自分の靴を売る営業になって欲しい」と言うんです。わたしの接客に惚れたんですかね?(笑)

根負けしたのと、やはりそこでも「なんかおもしろそう」という気持ちが勝ってしましい、結局彼と一緒に株式会社ソスウを立ち上げることになりました。

そうやって今では自分が社長になっているのですが、「社会貢献がしたい」とか「地位と名声が欲しい」とかではなく、「楽しい」っていう気持ちに素直になった結果なんですよね。

 

 

ソスウ株式会社立ち上げ

ただ楽しいの裏側にあるのは9割大変なことです。

まだまだ新進気鋭のブランド。しかも靴単体のブランド。

最初は三原氏と一緒に一軒一軒お店に商品を持ち込み営業させてもらいました。

その際に活きてきたのは販売時代に培った業界内での横のつながりです。

 

また、今までは販売という仕事柄、女性に囲まれて働くことが多かったのですが、

一企業の代表として働くと必然的に男性とも戦わなくてはいけません。

納期の交渉等で理不尽なことを突きつけられた際は、「こっちは真剣に商売しとんのや!」と自分よりもうえの年齢の男性社長相手に怒鳴って対抗したこともあります。

 

そうやって250万、7000万、1億5000万、と地道に売上げを伸ばして行きました。

海外の有名店にはじめて自分の会社の商品が並んでいるのを見た際の感動はひとしおでしたね。

 

 

自分がおもろいと思うことを仕事に

おかげさまで、靴以外にもアパレル事業も順調に拡大させていただき、最近ではさらに飲食事業も始めることができました。

再三申し上げますが、わたしの仕事の根本にあるのは「人のため」ではなく、「自分がおもろい」と感じられるかどうかです。

飲食を始めたのもちょうどプライベートでマクロビオティックにはまっていたから。

自分がおもろいと思ったことには趣味仕事の垣根を越えて没入しいていきますし、ひとつのことに関して様々な角度から考える癖付けができていると自然と仕事につながるようなおもろいアイデアや人を引き寄せることができます。

 

人よりも優れているなんて思ったことはないです。

だからこそ、なんでもできるようになりたくて、身体が勝手に動いちゃうのかも。

働きまくって、家庭も持たずかわいそうとか言われることもありますが、良いんです。

だってもはや一緒に働いてる仲間が家族のようなものだから。

スタッフひとりひとりが主役の会社を作りたい。そのためには、全てのことに対して責任感を持ってもらわないといけないので個々と本気でぶつかります。「できる」のにやらないときは本気で怒ります。そう、みんな「できる」人なんです。得意を見つけて一緒に伸ばしていく、そんな子育てを社内のなかでやっています。

 

会社をつくる、

 

ことの大きさに畏れて手をつけない人もいるのかもしれませんが、あまり先のことなんて考えなくて良いです。ここで言う先は「暗い先」。もちろん失敗もあるかもしれませんが無難なことをやってもリターンは少ない。

良いゴールを先に思い描いてください。そしたら身体が勝手に動いていきます。

「わたしは何でもできる」って思い込んで、でっかくておもろい夢を描いてください。

そしたらその夢を真っ白な紙に書きつづっていく。

現実的に落とし込むのはそれからで十分。

いつやるの?誰と?どうやったらできる?自分はどうなっていないといけない?

そこまで分かったらあとは行動するのみ。だって達成できたら確実におもろいことになっているから!

 

 

いかがでしたでしょうか?

商材や従業員への愛、

営業力、

人や運を引き寄せる求心力、

など社長をやるために必要な要素をかねそろえている方だという印象を抱きましたが、

一番大事なのは「仕事を全力で楽しもうとしているか」その姿勢なのかもしれない・・・そんなことを感じさせていただけた貴重な時間でした。

 

陵本様ありがとうございました。

 

 

 

さて、19卒向けインターンシップも終盤にはいってきました。

今年のインターンシップはファッション業界の裏側を商品部の仕事を通して覗いていただけるもの。

会社を運営するにあたってもとても大事な「PL」や「BS」のファッション業界的な考え方から、バイイングの計画まで学んでいただけます。

 

また、インターンシップ参加にいたるまでにも本選考さながらの「面接」があります。

この面接では是非、皆さんのでっかくておもろい「夢」を聞かせてもらえるのを楽しみにしています!

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気になる方は、マイナビ2019・リクナビ2019より詳細をご確認ください!

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